About Race...
ーキットに到着したのは土曜の朝。午前中は4耐の決勝をたまに眺めながらヘアピンあたりまでぶらぶら。今回から使い始めたサイバーショットDSC-F505Vで、ヘアピンでの撮影にトライしてみる。光学ファインダーではなくモニター画面を見ながらのショットは、いまひとつタイミングが狙いにくい。ピントが来てるかどうかもわかりにくいし。走行写真は今回はあきらめ。やっぱり1眼レフも持ってくれば・・・いやしかしずいぶん身軽になったし・・・といろいろ考えがウズまく。

うこうしているうちに昼になり、ピットウォークへ。ああ〜天気イイ〜。あちィ〜。誰だ2日とも雨だなんてフカシ入れやがったのは。しかし写真を撮るのにはギンギンの日差しはウェルカム。ピットウォークではここぞとばかりに写真を撮りまくり、満足しつつAスタンド(グラスタ最終コーナー寄り)へ。ここで「Norick a go go!!」の管理人たねさんたちと偶然会う。とりあえず適当に座って、スペシャルステージ開始を待った。

ペシャルステージが盛りあがるのは、やはり好タイムを出しているライダーの方が走る回の後半。それまではひたすら屋根のないAスタンドで日差しに耐えていた。しかし耐えた甲斐あって、ラスト近くのタイム合戦はなかなか見ごたえありありだった。ハガノリの出したベストタイムを、2箇所で計測する区間タイムはいずれも上回ってきた井筒。これはいったか〜?とみんな思ったが、最終コーナーのわずかなスライドで、1000分の2秒およばず・・。いや〜面白かった。思えば8耐の予選でスペシャルステージをやるようになってから、最初はみんな誰がどんな曲をBGMに選ぶか、なんて云ってたけど、最近はもう誰もそんなの気にしなくなったような。やはり盛りあがるのは走りの内容次第だね。

勝スタートは、去年と同じくDスタンド(第1コーナー手前)のポールポジション前付近をキープ。ここでは一応グリッド付近を狙ってみる。しかしピントが何処に合っているかわかりにくいため金網がジャマでしょうがない。1眼レフだったらキレイに金網ぼかして狙えるのに〜、とちょっと残念。上位ライダーのグリッドの様子と、スタートでマシンに向かってダッシュする加藤大治郎(大ちゃん)の様子は下の写真をクリック。
タートしてしばらくの間、Dスタンドでレースを観戦、そのあと暑さから逃げるのとノリックバイク教室が気になるため、コースを離れた。FMラジオを持っていたので、何処に居ても展開はわかるかな、と思っていたら、スタンドを離れるとオイラのポケットラジオでは受信できず、結局ムダな持ち物に。(残念・・・)実はこのコースを離れている1時間の間に、ヤマハの吉川は転ぶわ上位はガシガシバトルしてるわロッシ君はトップに出たものの転ぶわ、でレース展開はかなり面白いことになってたらしい。しかし、1時間を少し過ぎたところで、チームThe山川学習塾の山川選手が130Rで転倒、意識不明となって手当を行うためにペースカーが入った。山川選手は残念ながら帰らぬ人となって、このニュースは全国に流れたため、8耐から帰っていろんなひとに訊かれたのはこの事故のことだった。この事故のときはコースサイドにいなかったため、状況はオイラもニュース等であとで知ったくらいだけど、まったくみんながこのことを訊いてくるので、さすがにちょっと嫌な気分になった。ま、しょうがないんだけど。130Rに散った山川選手の冥福を、心から祈りたい・・・。

ースカーが入ったということだけはダンロップブースのモニタで見て知って、これは順位にかなり影響ありかも?と云っていたけど、実際これがプラスに働いたのは宇川/大ちゃん組だった。最初の走行で大ちゃんのペースが上がらず開いていた差が一気に縮まって、再びトップ争いに。このあたりは事後にビデオで確認したんだけど、VTR1000-SPはとにかく速い!ストレートのスピードが相当違うことにため息。大ちゃんの走りも好きだけど、やはりこうなるとカワサキを応援してしまう。しかし差は開いていき、ちょっと苦しい差が開いたまま井筒に交代。ここで井筒の炎の追い上げで、またうお〜っと盛りあがるハズだった。しかし、井筒はS字でフロントから転倒。マシンはグラベルを横転して、タンクも飛んでしまった。このときはDスタンドのモニターで見ていたので、遠目に彼がマシンを押してピットに向かおうとするところも見えてた。マーシャルの手助けを得つつ、コースを横断してピットへの近道へ向かう様子は、事故にならないか見ててちょっとこわかったけど・・・。まあ、そこにマシンを捨てて帰れなかった井筒の気持ちも判らなくはない。しかし、いいのかな〜?とも思った。

してレースは宇川が余裕で走りつづけてそのままゴール。最後勝負が見えてからの展開はちょっと退屈ではあったけど、トラブルなく走り続けて勝ちを手にした宇川/大ちゃんもやっぱりエラいと思う。表彰台では予想通り宇川ハジけまくり。次々と身につけていたものを観客席に投げ入れていく。そしてそれは大ちゃんにも感染して彼もノリノリで脱ぎまくる。オイラはスタンドで様子を見守っていたけど、ピットロードやストレートを埋め尽くした観衆の様子は相当に圧巻だった。こんな面白いことになるなら、来年はコースに下りて表彰台にもっと近いところで盛りあがるかな、とも思った。写真はどうにかマトモに撮れていた唯一の表彰台写真。すでにふたりとも半裸(笑)。

はだかのヒーローズ〜(笑)
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