●ノリックありがとう
なかなか心がその事実を認められないまま、青山葬儀所で行われた告別式に参列。我々ファンは、先ず献花台に花を供えて、駐車場の一角に停められたYZF-R1とYZR500の展示されたトレーラーの前で、TVモニターとスピーカーで流される式の様子を見守った。ヤマハ関係者やイトシン、遠藤さんたちの弔辞はどれもノリックへの想いにあふれていて、ポケットに入れてきたハンドタオルはぐっしょりになってしまった。
出棺のとき、彼の乗ったR1のエンジンにも火が入れられ、叫ぶような排気音と、ファンたちの声に送られてノリックは旅立っていった。最後に力の限り「ありがとう!」と叫んだけど、その声は彼に届いたかな。
ありがとう、ノリック。うちのエブリィに貼ったゼッケン17は、大ちゃんの74番とともにずっとずっとそのままだよ。向こうでは、M1でも歴代YZRでも、RC212Vだって乗り放題なんだから、楽しいだろうね。今はとりあえずお別れだけど、また会おう!