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2007年02月03日

●Dear Friendsミター

公開初日の「Dear Friends」を観てきた。主演はセーラームーンのときからイイと思っててセブンティーン誌でもチェックしていた北川景子、そしてスクリーンで観るのはひさびさの本仮屋ユイカ。ということでかなり期待しつつ前売りまで買ってた作品。ただ、Yoshi原作、総監修てのが個人的にはちょっとどうなんだろ・・・という不安もありで。
まず、北川景子・ユイカの両主役はすごくよかった。北川景子はまさしく体当たりの主演。今後いろいろとオファーが来るんじゃないかと思う。ユイカも難しい役を持ち前の描写力で演じきっていた。このふたりのコントラストは非常に当たりなキャスティングだったと思うのだけど・・・ 以下ちょいネタバレ&辛口につき追記にて▽

前評判では泣ける映画ということで、実際試写会を観たひとたちのレビューを拝見しても号泣した~とか涙が止まらなかったとかいう感想を目にするのだけど、オイラ的にはどうにも泣くツボにはまらなかった。何でだろう、と観終わってからも劇場のソファーでパンフ見ながら考えたのだけど、展開が今ひとつヒネリがないせいなのか、何か持っていき方が安易な感じが。病院を抜け出してクラブに行って、髪が抜けた姿を見られショックを受けて街をフラつくリナをマキがちょうど見つけてしまったり、そもそも髪が抜けるのは病気のせいと云うより抗がん剤の副作用によるものだけどそういう苦しい治療のところはスっとばされていたり、2度目の屋上からダイヴをしようとするリナを婦長が何でそこにいるって判ったんだ、とか細かいところがやけに気になったりして、各シーンでの彼女たちの演技はかなりスゴイものがあるのだけど、そのつなぎ方にちょっと描写不足な印象。そんなのが重なってラストまで、景子たんもユイカもすごくいいのに、うーん・・・という感じで終わってしまった。
小説版やコミック版を読んでみたら、この印象も少し変わるかもしれないので、まずはコミックでも読んでみようかと。でも、正直このYoshiという作家が、なんでカリスマとまで持ち上げられてるのか、どうにも理解できないのだけど・・・(ファンのひとゴメンナサイ)
と、珍しくかなり辛口レヴューしてしまった今回。まあ、期待してたのの裏返しってコトで~。

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